本物を愛するこだわりブログ「mono-blog」

モノがあふれる世の中で、普遍の“新定番”を見つけるのは至難の業である。10年後も変わらず愛用するには、先を見据えた時代性、堅牢性、機能性、そして作り手が見せるほんの少しのストーリー性が備わっている必要があるからだ。“こだわり”を内に秘めた、ニュースタンダードの名にふさわしい、国産ならではの逸品を紹介しよう
ラストクロップスのカスケード
外装には英国の名門タンナー、J&Eセジュイック社製ブライドルレザーを採用。内装はグレイン調のエンボスレザーで覆われる。コインケース付きのシンプルな3つ折り構造だ。3万5700円。[問]ケイズファクトリー/03-6226-3533
吉田カバンのポーター コネクト
しなやかで丈夫な交織軽量生地を使用。TSAダイヤルロックが付属するため、海外旅行も安心である。すべての部品を黒一色で仕上げた、飽きのこない一生モノだ。W720×H500×D240mm。5万8800円。[問]吉田/03-3862-1021
タキザワシゲルのセミオーダースーツ
セミオーダーにより、着用者のジャストサイジングが手に入る一着。ウエストの位置、前肩のボリューム感、新開発の芯地など、こだわった個所は挙げれば尽きない。12万6000円。[問]スタイルクリエーションズ/03-3569-3961
エム・ワイ・レーベルの異素材混合アクセ
(右)エイジングが楽しめるシルバーに、天然木、黒檀を融合。チェーン1万5750円、ペンダント・ヘッド3万1500円。(左)3種の異素材が同居した、ブランドのアイコン的逸品だ。27万5100円。[問]エム・ワイ・レーベル/03-5464-5259
【その他のラインナップ】

ハイテクを駆使した電気製品や、燃費のいいクルマだけじゃない。細やかな技術力と、独特の美意識が込められた日本製品の価値は世界に広がる。海外で愛されるジャパン・プロダクツを集めてみた
手前から
‘06年ドイツ大会、
‘02年日韓大会、
‘86年メキシコ大会モデル。
ほか、世界の警察などで広く使用
ワールドカップのホイッスル
W杯で鳴り響く
“美しい音”は日本製
‘82年スペイン大会から、サッカー・W杯でも使われる野田鶴声社製ホイッスルの秘密の一つは、中に入っているコルクボール。丁寧な防水加工を施すことで、少ない息でクリアな美しい音を出す。「レッドカードで3回笛を鳴らしても全く息切れしない」(野田員弘社長)という高性能に、98年W杯の岡田正義国際A級審判員(当時)もほれ込んで愛用した。
商品名「RIZO」は、イタリア語で“米”を意味する「RISO」と、社名の「ZOJIRUSHI」を掛け合わせて生まれた
象印の炊飯ジャー
世界のキッチンに
調和する炊飯ジャー
従来はアジア市場での販売を中心にしてきた炊飯ジャー。だが、欧米の日本食ブームで米飯メニューが普及する中で、世界中をターゲットにした炊飯ジャー「RIZO(リゾ)」が’07年に販売された。世界的に活躍する喜多俊之のデザイン面が高く評価されるとともに、イタリアのお米料理・リゾットやヘルシーな蒸し料理など、海外市場のための機能が欧米人の心をとらえた。
鍛造は金属を叩いて強度を高め、目的の形状に成形する金属加工の一種。鍛造ホイールのシェアはほぼ日本が占める
F3のホイール
日本の機能美が
レースを優勝へ導く
鋳造、鍛造ともに世界トップ級の技術を誇り、まさに機能美といえる軽量ホイールを手がけるTAN-EI-SYA。軽さと強度の両立を徹底的に追求したホイールはヨーロッパのチューナーやレーシングファクトリーから認められ、国内外のF3をはじめとするモータースポーツチームへホイールを提供。幾多の栄光に貢献し続けている。
「旬」シリーズは、多くの名刀を生んだ関の刀匠が、日本刀を作る時の手法を取り入れている
貝印の包丁
日本刀の技術が
取り入れられた和包丁
刃物の町ともいわれる岐阜・関が生んだ和包丁「旬」シリーズ。’02年から欧米で販売されているが、注目を浴びたのは、’03年に行われた世界最大の刃物見本市「アトランタ・ブレードショー」。
「旬」は包丁部門のグランプリ“Kitchen Knife of The Year”を獲得し、欧米市場での確固たるポジションを築いた。現在では、包丁業界としては異例の年間30万丁もの販売実績を残している。

精巧さこの上なし! 男を魅了する日本のプラモデル。編集部が厳選した“思わず作りたくなる”キットから、プラモマスター直伝の楽しみ方までクローズアップ!
1/12Honda RA273
(エッチングパーツ付き)
'64年、HondaがF1に参戦。翌年RA272で初優勝を果たす。スケールモデル1/12 Honda RA 273は'67年10月に発売されるが、当時日本では知名度の低かったF1の商品化には、ヨーロッパでのHonda人気と、“日本が世界で頑張っていることを模型を通じて伝える”という田宮俊作(現会長)の心意気があった。
モノがたどった歴史、
それも含め模型にするんです
1968年1月、ドイツ・ニュルンベルク国際玩具見本市にタミヤの“1/12スケールHonda RA273”(以下RA273)が出品された。
エンジン、サスペンション、座席下のバッテリー……F1マシンの構造を忠実に再現したこのキットは、世界を見渡しても類を見ないほど精密で、“外見の形を模した”、または“モーターで動かす”当時のプラモデルの常識を超えていた。結果、タミヤは世界に名を馳せるのだが、それを成し得たのには今も受け継がれる“ポリシー”と“情熱”の存在がある。タミヤのプラモデルは実在するモノを模型化した、“スケールモデル”と呼ばれるタイプである。
「スケールモデルの背景には、実物の設計者の想いがあり、生み出された時代、そのモノがたどった歴史、使った人がいる。それらも含め、模型にするんです。組み立て説明書に“実物”が持つ“物語”が書いてあるのもそのためなんですよ」。タミヤ広報宣伝課の山本暁さんは教えてくれる。
【その他のラインナップ】
text:RIKOmania、大西智之 photo:倭田宏樹


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